良い職場を見極めるポイント
事前調査の重要性
多くの方がご存知の通り、介護職は離職率の高い仕事ですので転職をする場合は転職候補先が良い職場かどうかをきちんと調査しなければなりません。稀に、まず転職をして合わなかったらまた職場を変えればいいと楽天的に構えている方もいますが、これは危険な考え方と言って良いでしょう。転職を行うこと自体は今の時代は当たり前のことであり問題はありませんが、とは言えあまりに頻繁に転職を繰り返してしまっては信用を失くしてしまいます。またどうしても転職活動には時間的、金銭的なコストが生じてしまいますので無駄に繰り返すことは避けたほうが良いのです。
そのためにも転職活動を行う場合には転職候補先が本当に良い職場かどうか、自分に合った職場かどうかを良く調査する必要があります。
求人広告の分析
まず良い職場か否かの分析のポイントとして求人広告の掲載頻度に着目すると良いでしょう。例えばすごく経営が順調で業容を拡大し続けているというような場合を除き、頻繁に求人を出している場合は注意が必要です。なぜなら業容拡大以外の理由で求人が多いということはそれだけ人が定着しづらい職場ということになりますので、労働環境に問題のある可能性が高いからです。
なお過去の求人広告の掲載頻度を調べると言ってもどう調べたら良いのか困ってしまう方もいるかもしれません。その場合は求人広告を掲載している媒体に問い合わせるなどして確認すれば良いでしょう。
電話対応を見る
また転職候補先となるところには、職場見学の依頼の電話や求人に関する問い合わせの電話を1度はご自身ですることをおすすめします。そうすることで、その職場で既に働いている人の肉声が聞け、外部の人に対してどのような対応を行うところなのかがわかるからです。もし基本的な電話対応ができていない場合、たまたまその日の担当者の調子が悪かったということもあるかもしれませんが、怪しい職場の可能性が高いと言えます。
見学時のポイント
少しハードルが高いと感じるかもしれませんが、転職候補先のことを一番良く知る方法は職場の見学をさせてもらうことです。まずそもそものポイントとして、職場見学を頑なに拒否する場合はその時点で怪しいと判断してもらって結構です。良い職場ほど基本的にはオープンですし、働く人を大事にする姿勢を持っていればどのような職場なのか事前に知りたいという求職者の気持ちにも真摯に答えてくれます。
そして見学が受け入れられた場合は、既に勤務されている職員の方々が変に疲れていないかどうかや挨拶の姿勢、また施設はどの程度清掃が行き届いているのかなどを観察しましょう。良い職場かどうか、自分に合いそうな職場かどうかが判断しやすくなります。
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一度自分を見つめ直すもし現在の職場環境に大きな不満や悩みを抱えているのであれば、自分がどういった点に不満や悩みを抱えているのか分析しましょう。人間は冷静に自分の悩みのポイントを分析するだけでも気持ちが整理され悩みが解決することがありますし、解決のための行動に移る際にも分析が役に立ちます。